Mùa Hoa Mận Cuối Cùng (最後の梅の季節)
HỒI 1 – PHẦN 1 冷たい畳が、足の裏から熱を奪っていく。 長岡の冬は、音もなく、ただ深く、重く積もっていく。 あの日から、一年が経った。 夫、春樹(はるき)がいない、初めての冬が終わろうとしている。 私は、仏壇の前に正座していた。 線香の細い煙が、彼の遺影の前で静かに揺れている。 湿った布で、黒檀の枠を丁寧に拭く。 冷たさが、指先にじんと伝わる。 この家は、古い木造家屋だ。 隙間風がどこからか入り込み、私の首筋を撫でる。 春樹が愛した家。 そして、彼を失った家。 背後で、障子が開く音がした。 振り返らなくても、誰だかわかる。 義母の、雪(せつ)さんだ。…